名プレーヤーが名監督になるとは限らない


私は、今まで沢山の部下を育成してきました。怒ることがあまり好きではないと言いますか

どちらかというと怒ることが苦手だった私は、上手く言えず…ストレスが溜まる一方でした。

そのせいで一時期、学生の頃よりも社会人になってからの方が沢山おでこにニキビが出来ました。

思考錯誤しながらの教育、本当に大変でした。ストレスのあまり急性腸炎で救急病院に運ばれたこともあります。

 あの時に、今の私が知っているスキルを誰かが教えてくれていたら…と思います。


さて、当時の部下がどんな子たちだったかと言いますと、何度言っても分からない、何度も同じミスをして、お客様の気持ちが読めずにお客様をイライラさせる子…

プライドが高く意されることを嫌がり、すぐに言い訳をする。人の出来ていないことは、逐一 自分の事はさておき報告しにくる子。

また、愛想がよく返事も良い、お客様の評判もそこそこいいが、こちらが確認をとっても分かっていないこともいい返事をするため、うっかりミスの多発、理解不足の事も多く、知識がなかなか高まらない子。

いかがでしょうか?よく似た子がみなさんの社内にもいませんか?


当時若かった私は、[ 何回言っても出来ない ]という事が全く理解できませんでした。

「私が出来たら出来るだろう」そう思っていたので全く理解ができない。

「なんでこんなに簡単なことがすぐにわからないんだろう?」

「どうして同じミスばかりするんだろう?」そう思っていました。


イライラすることはありましたが、ただ相手を攻めるのはあまり好きではなかったので

「私の教え方が下手なんだ」と悩み苦しみました。

 実は、学生時代に私はテニスのインストラクターをしていました。いろんな方に指導をした経験から勝手に自分では教えるのが上手いと思っていたのもありとてもショックでした。

当時は、お店でも一番の売上を誇り、顧客様も沢山いました。その私が上手く教えられない…、何が悪いのだろうと… 悩んで、悩んでオデコがニキビだらけになった訳です。


いいようにいえば 名プレーヤーが名監督になるとは限らないということに似ていますよね。

名プレーヤーだからと言って必ずしも教えるのが上手いわけではない。

それは、うまく出来る人は、簡単に物事を進めますよね。だから本人は他の人よりどこをどの様にうまくやれているかということに、気づいていない事が多いからです。なぜうまくできているのか、そこを体系だてて考えることが必要です。そこが当時の私には分かりませんでした。

そして、相手に合わせず自分のやり方だけを伝えていました。


時間をかけ思考錯誤のなかで見出したことが、[ 部下を信頼して任せてみる ]、[ 本人に考えさせる ] ここが大切だと気づきました。いわゆるこの部分は、コーチングのスキルですね。ただコーチングだけでもうまくいかないこともあります。また、もっとコーチングを有効的に機能させる方法がここにあります。

 

それがこちらのセミナーです。 [ 苦手な部下とうまく付き合う方法 ]